自信の震源地

 野球のピッチャーが打たれるかもしれないと思うようになったら、もうマウ ンドを降りる時であるとか、横綱が負けるかもしれないと思うようになった ら、もう土俵を降りる時であるとかとよくいわれます。

 自信が無くなった時は力が出ないので負けても不思議ではありません。自信 がないということは心の中でマイナスの部分ばかりを考えているのですから、 どんどん弱気になってやる気が消え始めている姿です。

 自信があるということは、心の中でプラスの部分ばかりを考えているのです から、どんどん強気になってやる気がわいてくる姿です。

 自信とはプラス思考から生まれてくるとするならば、ではどうすればそのプ ラス発想が出来るかということを考えねばなりません。

 人間は自分中心のことを考える時は、はじめはいいことばかりを考えるとこ ろから始まりますが、やがて困難になると、次第にマイナスのことばかりを 考えるようになっていきます。

 人の為を考える時は、まごころの働きですからはじめから終わりまでよいこと ばかりを考えるものです。

 又、プラス発想は体の調子のよい時に自然に出てくるものですから、普段から 体力をつけておくことも大切です。

 更に、プラス思考とは楽観主義という一面があるものですから、それも普段の 考え方から変えていく必要があります。

 そして何といっても一番大きいものは普段からの努力です。その積み重ねのた まものが自信です。一つの目標に向かって毎日コツコツと努力を続けることが 肝心なことです。

 プラス発想とそして自信から、全ての夢は実現されてゆくものではないでしょうか。



 自信は突然に生まれてくるものではありません。
 いつも夢を持って、何事もよい方よい方に解釈し て努力する普段の生活態度から生まれてくるもの ではないでしょうか。