人 気

 人間性がよいとか悪いとかということは長くつきあってみなけ ればわかりません。

 あえて一目で判断して見抜こうとするならば、それは誠実と安 らぎを感じられる人であるかどうかでわかるのではないでしょ うか。

 少々の波風が来てもビクともしない大型客船のような人は誠実 と安らぎが漂っています。

 腰に刀を持って威張る侍のような人は、殺気が漂っています。

 昔は人を見たら敵と思わなければならない時代もありましたが、 今は、人を見たらお客様と思う時代になりました。

 人を倒しあう時代から、人を喜ばせあう時代へと正反対になり 人を喜ばせた人が一番栄えることになりました。人を幸せに出 来る人しか幸せにはなれません。

 友達でも、お店でも、テレビでも、何でもすべて楽しくしてく れるものが一番人気があります。

 まさに、人を楽しくする競争が始まっているかのようです。

 それは、お客様扱いをする競争なのかもしれません。

 相手のことを親身になって考え、相手に気配りをして、奉仕し て、そして御満足をして頂こうというのが今日のビジネス社会 です。

 そういう人のところへ人はどんどん集まってくるのではないで しょうか。



 テレビは視聴者がお客様です。国会議員は国民のため に働き、役所は住民へのサービスがモットーです。
 世の中は上と下とが入れ替わりつつあります。