昔は人生五十年といわれていたものが、今は人生八十年といわれる時代になりました。 医療の進歩によるものもありますが、しかし、医者の力に頼らなくても若々しくて元気で長生きしている人も増えていることも事実です。 それは、昔と違って情報の刺激が多くなって来た為にどんどんとリフレッシュされているのかもしれません。 毎朝新聞を開く人はボケにくいとか、又定年になると圧倒的な数の人が一年以内に死んでいるということは、いかに精神的なものが人間の健康や命に関係しているかがわかります。 不老不死は何千年の太古から世界中でその秘薬を探して来ましたが、それは意外にも、心にあるものであることがわかって来ました。 一番恐ろしいことは心が老化することではないでしょうか。 この世の中は沢山の驚きでいっぱいです。その感じる力が鈍くなって何も驚かなくなってしまう時、人は生きながらにして死んでいっているのかもしれません。 おもしろいと感じるのもそれは驚きがあるということであり、うれしいと感じるのもそれは驚きがあるということであり、喜びは全て驚きを伴うことです。 人は驚いて感動したり感激したりします。そして芸術も文学も、全てそこに驚きがある時に“生きている”と評価したりします。 若さとは更にもう一つの意味があります。それは何かに向かって情熱をかけて挑戦する意欲のことです。 そうした心の若さが、細胞を活性化させて、肉体を不老長寿に導く最高の特効薬となるのではないでしょうか。 |
感染症以外の病気の約八十パーセント以上が心と関係があるといわれるようになりました。 心の若さの本当の意味を勉強することで、不老長寿を手に入れられることに人類はなぜもっと早く気づくことが出来なかったのでしょうか。 |