人生が下り坂になっている人もあれば、人生が上り坂に差し掛かっている人もあります。それはどんな人のことをいうのでしょうか。 毎日が楽々のくらしをしている人は、体力も衰えていっているのですから実は下り坂であるのかもしれません。毎日が厳しい苦労をしている時は、体力も気力も磨かれている時であり、そして目標に向かって頑張っている時ですからそれは上り坂であるはずです。つらいかもしれません。苦しいかもしれません。疲れるかもしれません。しかし振り返ってみるとここまで達成できたという喜びもわいてくる事でしょう。 苦しい時は、必ず人間が磨かれている時です。人間として成長している時です。 でも、もし苦しみに負けたら人は心が傷ついたり、ひねくれたりしてしまいます。上り坂には必ず困難な障害物があったり、傾斜がきつかったりするものです。成功した人達は皆この厳しい壁を乗り越えてきた人です。迷わず前に前に突き進んできた人達です。成功できなかった人は後ずさりをしたり、ひるんだりあきらめたりした人達です。 通りやすい道を通っている人には、いつか必ず通りにくい道がやってきます。それは怠け病や、臆病カゼにとりつかれるからかもしれません。勇気ある決断もできなくなり、ますます自分の殻に閉じこもってしまうことでしょう。 上り坂の苦労は、目には見えないいろいろなものを貯金している時であり、下り坂の時はいろいろな貯金をどんどん使い果たしている時かもしれません。 人は楽な生活を幸せとは思わないで、困難を克服している時が一番幸せな時だと思って、そして苦労を求める生活をしていれば、運命も必ず上り坂になり益々世界が変っていくのではないでしょうか。 |
楽な道には必ず苦労が待っています。 苦労の道には必ず楽しみが待っています。 頑張っている人には、天が味方をするのか一杯の水がとても美味しく感じられるものです。 |