なぜ人材開発か? PART1

 会社といえば建物を想像したり、知名度を想像します。

 しかし、会社とは建物のことをいうのではありません。 又その知名度のことをいうのでもありません。

 どんなスタッフが居るのか、そのスタッフのことをいうのではないでしょうか。 建物も知名度も、そんなものはスタッフ次第でどのようにでも変ってしまうからです。

 プロ野球チームのように、選手次第でどのようにでも強くもなり有名にもなれます。

 もし、会社の場合も、 優秀な人材を採用すればすぐにどんどん大きくなってゆくことでしょう。 しかし、無能な人材が何人多く集まっても会社は苦しくなるばかりです。 すべては人材次第にかかっているものです。

 人間がすべてであるといっても過言ではありません。

 だから野球も企業もスカウト合戦です。 しかし優れた人材を探すということは容易なことではありません。

 それならば、今居るスタッフを優秀な選手に育てあげるしかありません。 ダイヤも磨かなければ光りません。 もしその両方を怠れば日増しにその企業は衰退してゆくことは明らかです。

 優秀な人材とは、仕事が出来て人間性がよいことです。 それらが両輪の如くバランスのとれた人のことをいうのかもしれません。

 人材開発に全力をかけたならば、 その人材の成長と共に会社も必ず成長してゆくはずです。

 仕事することによって人間性が養われてゆくというシステムをまずつくることが、 企業の最大のテーマであるといえるのではないでしょうか。



 会社が発展するか否かは、ひとえに人材次第にかかっています。 もし、目先の仕事にばかり追われて、人材開発が完全でなかったら、 その場はよくても、必ず苦しくなる時が来るのではないでしょうか。