商売繁盛の秘訣

 商売繁盛の秘訣は、まずは宣伝にかかっています。

 どれほど素晴らしい商品でも、又、いくら安く売っていますといっても、 誰も知らないということでは繁盛はしません。

 まず大勢の人々に如何にして知って頂くかという工夫が必要です。 そしてどうすれば興味を持って頂けるか、次にどうすれば必要と思って頂けるか、 という三つのポイントをクリアーしなければ始まりません。

 とかく人は自分が一生懸命やればなんとかなるとか、 みんなが一生懸命やればなんとかなると安易に考えがちですが、 まずレールを敷くことが先です。努力の前に方法が大切です。

 方法を考えるということは大変難しいことです。 方法を軽んじるということはそれは丁度地図を見ないで勘で走るようなものですから、 無駄な努力をして失敗に終る結果になりがちです。 努力が確実に実を結ぶ為にはまずその前に方法が必要です。

 情報化社会は益々洪水のように情報の氾濫へと向かっています。 その中からどうすれば興味を引く宣伝が出来るかという工夫が最重要課題です。

 まず、知って興味がわき、ほしくなるという心理分析が必要です。 沢山の情報の中から選ばれる為には驚きが必要です。 そしておもしろいという感情に訴えることです。 そして必要と思って行動を起こさせることです。

 しかし、いくら売れたとしても、お客様の満足につながらなかったら 決して永続きのしない商売となります。

 売る事が目的の全てではなく、 喜びと満足を差し上げる為の手段として商取引をしているのだと思うことが出来たら、 必ずお客様との心の通いが生まれて繁盛は継続してゆくことになるのではないでしょうか。



 宣伝がうまいだけでは繁盛を継続させることは出来ません。
 売る人の人格や、人柄のぬくもりが伝わって来てこそ満足が得られて 二度三度とのつながりとなるのではないでしょうか。