会社が従業員を1人採用するということは、
ベンツを1台買うよりももっと高い買い物をするのと同じことです。
年報 350万円の人を10年間使うのと、 3500万円のロールスロイスを1台購入するのと同じです。 人が人を使うということは最高の贅沢というべきものであるのかもしれません。 10人のスタッフが1人を節約するのも同じようにロールスロイスを1台購入するのと同じことであり、 又、10人のスタッフが10パーセントの能率をあげるのも同じように ベンツを2台も3台も購入するのと同じ結果になります。 経営者にとって人間と高級車と比較して一体どこがどう違うのでしょうか。 便利のよさや格好よさや心をさわやかにしてくれるのは、 高級車の方が上かもしれませんが、しかしお金を稼いではくれません。 また育て方によっては人は使い道がいろいろと生まれて来ます。 車は単なる物体ですが、人間は育て方によっては考える力が生まれて 更に大きくお金を稼ぐことに役立ってくれます。 考える力というものは無限な可能性があります。 会社はいつも合理性の追求がテーマですから、 それぞれのセクションの人達が考えることによって利益率はどんどん変ってゆきます。 人間を機械のようにしか使えないのなら機械化する方がはるかに効率的です。 考える力を育てることによって無限な可能性が生まれてきます。 人材開発とは、効率だけでなくあらゆる可能性に挑戦するスタッフに育てることをいうのではないでしょうか。 |
知恵の出ない者は汗を出せ、汗も出ない者は去れ。 |