人が生きてゆく上に一番大切なものは、自信と謙虚さではないでしょうか。
自信とは、自分の能力や自分の正しさを信じて疑わない心です。
自分には絶対出来ると思えば、自分の力以上のものが出て来ます。
自分には無理だと思えば自分の実力は決して出せるものではありません。
しかし、自分は間違っているのかもしれないと思うと、本当の力は出ては来ません。 自分を正しいと信じる時は正義感や使命感が生まれて、 それが信念となり念力となって不思議な精神力がわいてきます。 人が生きてゆく上には次々に困難なことが起きて来るものですが、 その時に一番大切なことは自信です。 自分の能力と、自分の正しさを信じることによってどんな困難も おもしろく乗り越えてゆけるものです。 だが、ともするとうぬぼれというものは、人の声が聞こえなくなったり、 ものをゆがんで見えたりすることがあります。 それは入力の出来ないコンピューターであり、誤作動をするコンピューターのようなものです。 人間に完璧というものはありません。 どんな人にも必ず弱い部分があるものです。 しかし、それは謙虚な心にならねば見えません。 人は謙虚になればなるほど自信と反対に自分の弱点が見えて来ます。 自動車のアクセルが自信で、ブレーキが謙虚さの役目のようなものではないでしょうか。 |
ブレーキがなければ暴走してこの上なく危険ですが、 またブレーキばかりを踏みたがる人は仕事にはなりません。 |