オリンピックの選手達が楽しそうに活躍しています。芸能人達がおもしろおかしく活躍しています。 しかし、そこに至るまでは血のにじむような道のりをそれぞれに辿っているはずです。 人の目に映る姿の裏には、それを支える誰も見ていないところでの必死の練習があり、そうした練習こそが活躍を支える土台になっているのです。 世に出て有名になった人達はみんななんでもなかったようにさりげない顔をして陰の苦労が表にまったく出ていません。 普通ならつぶされてしまうような苦労でもまるで楽しんできたかのような顔をしています。 厳しい練習の苦労に勝ったか負けたか。つまり、自分に打ち勝ってきたかどうか、ということでその人に実力がつくかつかないかが決まるものなのではないでしょうか。 敵は己の中にあるとよくいわれます。人は誰でも自分の心の中の気ままやなまけと戦って生きています。今日の練習はもうこのくらいにしておこうかなと迷う、そんなとき自分に負けて終わる人と、自分に勝って終わる人とがあります。 毎日完全に勝ち終わらなければ決して世に出ることはないはずです。自分との試合が毎日行われているのであり、毎日トーナメント試合のように勝ち続けなければなりません。 そして本番の勝負の時にも、敵に勝つ前にまず己に勝たなければなりません。 それは職業全般にもいえることであって、自分の仕事をどういう姿勢でやっているかということが問題です。 もし自分に負けているような仕事の仕方をする人ならば、その人の人生は失敗に終わることでしょうし、毎日自分に打ち勝っている人なら必ず幸せになれる人なのではないでしょうか。 |
自分に負けている人は、心がだんだんとひねくれてゆきます。 自分にうち勝っている人は、顔が輝いています。顔も心もイキイキとしています。 |