にせもの?ほんもの?

 ボランティアとは世の中へのお返しであると思っている人もあれば、ボランティアを自己満足でやっている人もあります。
 
 では人が毎日朝早くから働くのは何なのでしょうか。

 会社の為と思って働いている人もあれば、自分が生きる為に働いていると思っている人もあります。
 
 相手を大切に考える考え方と、自己中心的な考え方との違いですから大きな違いです。やっていることは同じでも、心が正反対に違っているのですから、必ずそれは行動の上に出て来ないはずはありません。

 相手の為を本当に考えている場合は、そこには損や犠牲があっても覚悟が出来ていますが、自分の為しか考えない人は少しでも損や犠牲が出た時には、そんなはずではなかったとばかりに、大慌てをしてしまいます。

 本音は自分の為しか考えていない人が、いくら人の為に働いているかのように装ってみても、はじめはだますことが出来ても日がたつうちには、みんな丸見えになって相手から見抜かれてしまいます。

 お客様の為をどのくらい本気で考えているかはお客様の方がよくわかるものです。

 社員がどのくらい本気で会社の為を考えているかは社長が一番よくわかっているものです。

 自分が儲けることばかり考えていくら働いてもお客様は去ってゆきます。自分が欲っせんとするならば、先ず自分を捨てて相手の為に尽くさねばなりません。種をまかねば実はなりません。

 どのくらい本気本物であるかによって、気がついてみるとこんな素晴らしい実がなったということになるのではないでしょうか。



とにかく人は誠意と見せかけてうまいことをしようとするものです。しかし人は、その裏側の陰の部分をしっかり見つめているのではないでしょうか。