見かけは立派だけれど、中身はお粗末なものを似せものといいます。 見かけも立派だけれど、中身はもっと立派なものを本ものといいます。 品物を買う時、見かけの良いものを選びますが、しかし、中身も大丈夫だろうかと必ず疑ってかかります。 本ものであれば、長持ちをするし、そしていつまでも飽きない魅力があります。 人間の場合も、本ものと似せものがあるという見方も出来るのではないでしょうか。 人も見かけが大切ですが、中身の方がもっと大切です。 はじめは立派な人に見えたけれど、実際はどうもそんな立派な人ではなかったと失望する人もあれば、いつまでもはじめと変わらず立派な人で、つきあうほどに益々魅力を感じるという人もあります。 そのわけは、その人が見かけの方に力を入れているか、中身の方に力を入れているかの違いではないでしょうか。 中身の方に力を入れている人は、自分への厳しさを大切にしている人ですから、何をやっても長続きします。心変わりすることなくコツコツと誠を尽くし続けられます。 中身を軽んじている人は、自分に甘い人ですから、長続きをしません。何事も表面的なものしか見えないので、すぐ飽きる飽きやすいタイプです。 一つのことをコツコツと尽くし続けられる人のところには運も向いて来るし、人の信用も集まってくるのではないでしょうか。 中身の輝きが外にほとばしるのが本当の本ものというのでしょう。 |
あなたは見かけと中身と、どちらに力を入れていますか。 |