心をこめる

 
 「こんにちは!いつもお世話になっております!」とよく挨拶をします。しかし、それはただの挨拶言葉であって、心の中ではそれほどまでには思っていない場合もあります。
 
 また、感謝の言葉を沢山言いながら、心はそれほどではない人もあります。
 
 心の中のことですから誰にもわからないはずですが、その陰の部分というものは意外に表に出てくるものです。
 
 目は心の窓といって目をよく見ると、だいたい本音の心は目に出ているものです。又、別れ際の態度にも出ているものだともよく言われます
 
 心というものは、肉眼で見ることは出来ません。人の心を見る時は相手を見るよりもむしろ自分の心にどう映ってくるのかを見るとよくわかるものです。
 
 自分が本当に感謝の心を持っているかどうかは、むしろ相手の側からの方がよくわかるものかもしれません。
 
 「以心伝心」という言葉もある通り、人間の思うことは言葉によらずとも心から心に伝わることは昔から多くの人々が経験していることです。
 
 運命は人との出逢いから始まるものですから、人と接する時はもっともっと心をこめて感謝をしたり、心をこめて人に尽くしたりすることの大切さを再認識する必要があるのではないでしょうか。
 
 
 世界中の人々が「ありがとう」という感謝の言葉を、盛んに 使ってます。しかし、それを本当に心をこめて使えば運命が開 けることを人々は経験から学んで来たことを忘れかけているの ではないでしょうか。