動物は学習能力を持っています。 それは生きる為の知恵として天から与えられた本能です。 例えばネズミに迷路を走らせる実験をすると、同じネズミでもその賢さには開きがあることがわかります。 人間も賢い人ほど一つの失敗から、いろいろなものを学びとっています。それほど賢くない人は学び取ることが出来ない為に同じ失敗を何度でも繰り返すことになります。 賢い人は、自分の経験から学ぶだけではなく、人の話を聞いて、人の経験からも学ぶからダブルの学習能力を持っていることになります。 「賢者は愚者からも学ぶ」といわれますが、賢い人はどんな人の話しでも真剣に聞く良い耳を持っています。どんな人の話もよく聞いてそこからいろいろなものを学ぶことが出来たら、そういう人は年をとればとるほどどんどん賢くなってゆき、人の話を上の空で聞いている人とはまるで違った人間が出来上がってゆくことでしょう。 若者は痛い思いをしながら経験から沢山のものを学んでゆくことがよいのではないでしょうか。 年をとると、聞き上手になって、人の話からあらゆる種類の沢山のものを学ぶことの方がよいのではないでしょうか。 沢山のものを学んだ老人は知恵の宝庫として益々大切にされるに違いありません。 |
人の話をよく聞かない人は耳が遠くなります。 年をとると耳が遠くなるのは、年をとるほど聞き上手になって、益々学び上手になりなさいという天からの警告なのではないでしょうか。 |