今学校では個性尊重を重要視しようと努力しています。 しかし、子供達はなんでも自分の好き勝手にすればよいのだと解釈して親の手に負えない子になりはじめています。 そして一部には学級崩壊まで起きて今、教育のあり方が問われています。 社会では確かにオリジナリティなものが求められています。けれども同時に協調性も求められているのです。 自分の気持ちを大切にするように人の気持ちをもっと大切にすることも十分に教えていかなかったら、世の中は破壊と混乱へと向かうことでしょう。 人間は自己実現の欲求が一番強いと言われます。かといって自己主張ばかりをして人は生きることは出来ません。 自分があってみんながある社会ではなく、みんなのお陰で自分も生きられる社会ですから、自己中心的な生き方をすればそれはやがて犯罪へとつながってしまうこともあります。 自分の能力を人のためにどう役立てることが出来るかということで、はじめて自分を生かすことが出来るものであることを学校教育はもっと力を入れて教えなければならないのではないでしょうか。 才能を磨くだけではなく、人のために自分の心をどうつくっていけばよいのかという心の教育が十分になされなければ、刃物を持って自己主張ばかりをする人間を世の中に送り出してしまう結果になるのではないでしょうか。 |
「自分の為」を考えていると「人の為」は考えられなくなってしまいます。 |