医者に見放されたある胃癌の患者で自然治癒した人が居ます。その人は、「今まで自分は胃に感謝したことが一度もありませんでしたが、長い間、一生懸命に働いてくれたことにお礼を言って毎日心から感謝して暮らしました。」と語ってくれました。 人間の喜び方の中で感謝という喜び方があります。それは自己中心的な喜び方ではなく、謙虚さと相手を思いやる気持ちを持った喜び方です。 感謝の気持ちの後には奉仕の気持ちが湧いて来ます。感謝と奉仕の生活をしていると心が豊かになってきます。心が豊かになると人を愛するようになり、人を大切に思うようになります。 人を喜ばそうと思っている人は、自分も喜び上手ですからいつも輝いています。 心の豊かな人ほど輝いているのかもしれません。 心の豊かな人は誠実であり、寛容であり、そして相手を理解する力があります。だから誰とでも信頼関係が生まれます。 相手の身になって考えるということは、簡単なようでこんな難しいことはありません。 お粗末なものさしでは何も計れないように、心が貧しければ相手の身になっても何も見えません。 心の中に素晴らしいものを沢山持っていれば、いろいろな人の素晴らしいものが見えて来るはずです。 心が豊かになればなるほど見える世界がどんどん広がって来るのではないでしょうか。 |
心の貧しい人にとっては、この世の中は物体ばかりにしか 見えません。 心の豊かな人にとっては、物体よりも素晴らしいものが沢 山見えるだけでなく、その味わいも楽しめることでしょう。 |