今、個性化が叫ばれています。 自分のやりたいことをやりなさい。 自分の好きな人生を進みなさい。 嫌なことは嫌と言いなさい。 しかし、そういう教育の結果は、親の言うことは聞きたくない。注意をされると頭に来る。そして自分勝手なわがまま人間になって、親子のきずなは切れ、家庭崩壊が始まります。 夫婦喧嘩の原因で一番多いものは、子供の教育について意見が違うという調査結果が出ています。 夫婦喧嘩が子供の非行の原因であるということは、もはや常識とわかっていてもどうすることも出来ない問題です。 家庭の崩壊は学校の崩壊となり、そして今、大学を卒業しても会社に順応出来ずに大勢の人々が直ぐに辞めてしまっています。 結婚しても、日本に限らず先進国は半数が離婚しています。また最近は半数が未婚の母であるという国もあります。 芸能人になりたい、野球選手になりたい、画家になりたい、競馬の騎手になりたいなど言えば、それが個性であるとは限りません。 個性とは、自分の好きなものという意味ではなく、人間の基礎や基本の上に生まれてくるものです。社会的に意義のあるものでなければ、それは個性というものではありません。 人間の基本とは、人の為を真剣に考えられる人間になることであり、そして感謝とつつしみの心を持って喜びの生活が出来る人間になることではないでしょうか。 個性とは、消してもにじみ出てくるものであるはずです。 |