会社が伸びるための条件として最も大きいものの一つは良き人材に恵まれることです。 反対に倒れる条件の一つは赤字社員が多すぎることです。 人件費が一番大きいから、それがロスになっていれば倒れるのは当然です。 もう一つは企業は人が行うものであるから、無能な人がやるのと有能な人がやるのとではことごとく違いが出てくるはずです。 だから、企業は利益の殆どをまず募集費にかけてでも有能な人材探しに全力を入れるべきだと言っても過言ではないのかもしれません。 では、有能な人材とはと言えば、それはまず「仕事が出来る」ことと「人間性が良い」ことです。 仕事は出来るけれど人間性に問題のある人は、一時的には使えても先々に必ず問題が起きてきます。 また、人間性が良いだけで、仕事の出来ないという人ほど困ったものはないとよく言われます。 仕事には鬼のような鋭さとたくましさが必要です。人間性は仏様か神様のような優しさが必要です。この両面をバランスよく合わせ持っている人を良い人材というのではないでしょうか。 良い人材は千人に一人しかいないものとよく言われます。だから募集は確率の問題でもあります。 しかしまた一方で重要なことは、折角良い人材を揃えてもその人が辞めたら後の補充が容易に出来ないのであれば、いつも危険にさらされているようなものです。 代わりがいつでも直ぐに見つけられるようにするには、普通の中の普通の人を選んで育てるということに力を入れておれば、その会社は一番安心なのではないでしょうか。 結局は育てるうまさが勝負どころなのかもしれません。 |