喜び勇んでやろう

 折角の親切も、めんどうくさそうに仕方なしにしてくれるのなら、「私は結構です。」と遠慮する人が多いのではないでしょうか。

 喜び勇んでやって頂くと自然に頭が下がります。

 本当に心を込めてやってくれていると、感謝の気持ちが生まれてきます。

 親が子供を育てるのも、子供が親に孝行するのも同じことで、仕方なしにするのと心がこもっているのとでは大違いです。仕方なしにされるのはありがたい反面、心のどこかに暗い陰が残ります。感謝をしたいと思いながらも何か嫌なものが心にひっかかってすっきりしません。

 会社で働いても、喜んで働いていない人は、まず始めにリストラの対象となる人です。「もう結構です。」と思われてしまいます。

 そんな人が居るとみんなの心がすさんで、会社全体が陰気になってしまうからです。

 元気溢れる会社にすることが発展の第一条件ですから、やる気が一番です。仕方なしにというのは最悪です。そんな心でいい仕事は出来るはずはありません。本人にとっても大きなストレスとなります。

 あんな大変な辛い仕事を、よくもあんなに楽しそうにやってくれていると思う時、会社はその人にはいくら給料を払ってもよいという思いになることでしょう。

 会社に元気を与えてくれる人は宝物です。感謝感激です。

 どうせやるなら、喜ばれたいという気持ちで、喜び勇んで働くということが一番大切なことではないでしょうか。