自分が変われば相手も変わる

 一緒に酒を飲むと酒がまずくなる人もあれば、酒が美味くなる人もある、なぜでしょうか。

 食事やお茶がまずくなる人もあれば美味しくなる人もあります。

 そしてそばに行くと冷たい感じのする人、暖かい感じのする人、又、不快感を感じる人もあれば、幸せな気分になる人もあるのは不思議です。

 人はみなそれぞれ独特の雰囲気を持っているものですが、しかしそれは自分にはなかなかわかりません。

 顔を見ただけで嬉しくなったり、そばにいるとだんだん幸せな気分になって来たりする人がありますが、もし自分もそれが努力によってなれるものであるならば誰でもそうなりたいと思うことでしょう。

 それは簡単です。「以心伝心」と言われます。

 相手の人を見てまず自分が嬉しくなれば、相手も自分を見て嬉しくなります。

 自分がまず先に幸せな気持ちになれば、相手も幸せな気持ちになって来るものです。

 相手に対して尊敬の気持ちを持っていると、相手も自分に尊敬の気持ちを持ってくれるようになります。

 無視すれば無視されます。嫌えば嫌われます。好感を持っていれば好感を持ってくれます。

 相手の人を大切に思って感謝の念を持っていると、自分もまた大事に思って頂くことが出来ます。

 今の自分の周りの雰囲気は、無意識のうちに自分が毎日少しずつ作っているものではないでしょうか。

 

自分から顔も心もほほえめば人の心も微笑んでくる