「女は弱し、されど母は強し」と言います。 それは無事と幸せを祈り続ける一念です。 重大な関心を持っている人ですから、いつも耳を傾けています。心の中を一番知っている人です。 どんなに離れていても、親の心の中に子供は住んで、そして一緒に暮らしています。 ガンバレガンバレとつぶやいています。 それは強烈な電波を発信しているようなものかもしれません。 愛を受けて子供は人格形成をしていきます。 子供は親からまごころや良心というものを学んで身につけてゆきます。 親の思いを溢れるほど受けた子は、今度は自分が人の為、世の為にそれを形を変えて尽くしてゆきます。 生まれて五十日迄の間に親の愛情を十分に受けた子は、岩をも貫く十分なまごころが何十倍ものエネルギーとなって一生心に持ち続けることになるのかもしれません。 しかし、依存心を起こさせたら逆効果になるから気をつけなければなりません。 学校教育よりも、まごころや良心を教える親の教育こそが人間の基本を身につけるはずです。 世の中が悪いのではありません。親のあり方が世の中を良くも悪くもしていくのではないでしょうか。 |