人間を幸せにしてくれるものは物であると思って、今も物優先の時代が続いています。
しかし、物に恵まれた先進国は人間関係が希薄になって、今共通の悩みを抱えています。
子供は親の顔を見るとホッとします。それは沢山の思いやりと情をかけて来たからです。親が子供に情をかけてきた分だけ、今度は子供が親に情をかけて来ます。子供が泣く時は、親は二倍泣いています。子供が喜ぶ時は、親は二倍喜びます。
そうして涙の意味がわかる子となり、喜びの気持ちのわかる子になっていきます。
子供は親から学んだホッとするものを、今度は人様に与えていきます。物もホッとさせてくれますが、人間の方がもっと人をホッとさせる力を持っているはずです。
人をホッとさせてくれるもの、それは一体何なのでしょうか。一番大切なものはそれなのかもしれません。