オリンピックの田村亮子選手は「最高でも金、最低でも金」と言って、激しい執念の努力で優勝して金メダルを獲得しました。
マスコミのインタビューに「皆さんに感謝しています」と「感謝」の言葉があまりに多いのに、アナウンサーも大変驚いておりました。
金メダルを獲った人達はみな謙虚であるのが特徴です。何としてでもという強さと、並はずれた謙虚さのバランスが、本当の強さを生み出しているのかもしれません。
鬼のように厳しい社長が、家に帰ると別人のように優しいというのはよく聞く話です。
人は偉くなればなるほどいくらでもバカになれます。知っている人ほど知らない振りをし、金持ちほどケチであったり、ないものがある振りをし、あるものがない振りをします。
相反するもののバランスですべてのものが成り立っているとしたら、本当に強くなりたいと思う人は本当の優しさを学んでいかなければならないのかもしれません。