ただ喜ぶだけならどんな動物にもできます。
人間にはその上の感謝の心を 持つことができます。
感謝とは、自分の方ばかり向いて喜ぶのではなく、お陰さまでと相手の方にも向かってお礼を言いながら喜ぶことです。
謙虚な気持ちで相手に敬意を表する心です。
そこから尊敬の心も生まれてきます。
親しみの心も生まれてきます。そして相手を大切に思う心がうまれてきます。
感謝はお互いの心に優しさをつくります。
自分だけが喜んでいたのでは申し訳ないという気持ちから、相手にも喜んで頂かなければ 申し訳ないという気持ちになって、恩返しという行為が起こります。
感謝と感謝の心のつながりは、人間の心を豊かなものにして、幸せな境地をつくっていきます。
感謝のない人は、振り向いてくれる人は誰もいなくなり、淋しく冷たい人生を送ることになります。
感謝のある人は誰からも愛されます。 至らないところも許して頂けるから親しいおつきあいが始まります。
真のたすけあいは感謝から生まれ、自然との共存も感謝から生まれてくるものではないでしょうか。