家庭円満の秘訣は、座り心地の良い椅子になることです。 
           座り心地があまりに良いと、いつまでも座っていたくなりますが、座り心地が悪ければ、すぐ立ってどこかへ行ってしまいたくなります。
            椅子というものは、心も体もリラックスして休むものです。 
           落ち着いて自分を取り戻すところでもあります。
            休まらない、落ち着かない、その上どこかが痛くなる椅子は、誰も座りたくありません。 
           逃げ出す人が悪いのではありません。
           椅子が悪いのです。
            他の椅子を探す人が悪いのではありません。
           椅子が反省をして改造した方が良いのです。 
           くつろげる椅子なら、楽しい話もしたくなります。
           ビップ(VIP)気分に してくれれば、思いやりもわいてきます。
            総理大臣の椅子に座ると、総理らしく威厳が出てくるものだとよく言われます。
            確かに椅子は人を変えるものです。 
            「尻に敷かれてたまるか」という椅子には座れません。
           「どうぞ」「どうぞ」と言われて座るのが椅子です。
            座れば夢や希望がわいてくるという椅子、幸せな気分に酔いしれるという椅子が良い椅子です。
            そして「どうぞ」「どうぞ」と言ってくれる椅子が良い椅子なのではないでしょうか。