雪だるま式成功法      

 松下電器ナショナルの創業者松下幸之助氏は、「私は運の良い人ばかりを集めた。そしたら私は運が良くなって成功した。

 自分の力ではない。」と晩年語りました。

 東急の創業者後藤慶太氏は、「運の悪い人を仲間に入れると、うまく行くはずのものが必ずうまくいかない。」と語りました。

 いずれも経験者の言葉だから軽く聞き流すことは出来ません。

 人は誰でも努力次第だと思い込んでいますが、努力という自分の力よりもはるかに大きな力が自分のそばにあることを経験者達は良く知っています。

 運やツキほど恐ろしい力のあるものはありません。

 自分の努力よりも大きな力があるのなら、それを引き寄せることがまず何よりも重要なことではないでしょうか。   

 運の良い人の共通点は、低い優しい心を持っていることです。

 高慢やおごりのある人からは運は逃げてしまいます。

 雪だるまを作るとき、最初は小さくとも雪の固まりを作ります。

 すると同じ雪ばかりが集まって、だんだんと大きな雪だるまがたちまちにして出来ていきます。

 「類は友を呼ぶ」ともよくいわれますが、まず自分が低い優しい心の固まりを先に作ると、運の良い人がだんだんと集まって来ます。

 やがて大きな雪だるまとなって、動く度に大きな力が働き始めます。雪だるま式に成功する秘訣はここにあるのかもしれません。