地球上の三分の一の人がひもじい思いをしており、一割の人が飢えに苦しんでいるといわれます。
豊かな国の人々は、平気で食べ残しを捨てています。
豊かな国では今、おいしいものを食べ過ぎると、太って体型が悪くなるとか、恐ろしい糖尿病になるといって食べ過ぎにみんな注意をしています。
貧しい国の人々のことを心配してではありません。
自分のことを心配して食べないようにしているのです。
世界は一つだといって教育を受けながら、人間性や良心というものはどこへ行ってしまったのでしょうか。
「自分さえ良ければそれでいい」という心の人ばかりになったら、この地球は一体どうなるのでしょうか。
二十世紀は、お金や物ばかりを 人々はあまりにも求め過ぎて来ました。
もっと大切なものがあるはずです。
それは人間が人間を愛することです。
そしてお互いに信じあって心を豊かに生きる生き方があることに注目して、一度立ち止まってみることが必要ではないでしょうか。
今まで失っていた心の充足感や本当の満足感というものを目指して、軌道修正をしなければ、地球船の中は地獄になってしまい、行方を見失うことになるのではないでしょうか。