失敗するのも成功するのも、必ず原因があります。
第一の原因は方法です。
やり方が悪ければ遠回りをするようなことになるか、失敗するかしかありません。
ところが人は失敗すると一生懸命が足りなかったのではないかと思いたがります。
そして成功した時は、あの一生懸命が良かったのだと簡単に思ってしまいます。
それは小学校でのお話であって、大人の複雑な現実社会では、一生懸命などを論ずると、初心者と見られて笑われます。
プロは方法ばかりを論じあいます。
東京・大阪間を一生懸命に歩いても十日かかります。
飛行機という方法を選べば、四十五分です。
一生懸命などは全く関係ありません。
情報収集の上に方法があります。
健康づくりも方法、料理も方法、勉強も方法が重要です。
特に会社経営などは方法を徹底的に研究する競争をしています。
信仰も方法が一番大切です。
私をたすけてくださいといくら一生懸命に信仰しても、なかなか神様には聞こえません。
人をたすける心になる信仰をすると、すぐに神様が働いてくれるものであるといわれます。
信仰も、頼む努力より、知る事の方が大切なのではないでしょうか。