何十億という人間がいても、同じ顔の人がいないということは不思議なことです。
人間が人形をそのように見分けがつきやすく作れるでしょうか。
声も違えば性格も違うとはまことによくできたものです。
それぞれの良さを理解できたら、人間ほどおもしろいものはないのかもしれません。
もしその良さを理解できなければ、人間関係をうまくやっていくことは難しいのではないでしょうか。
自分が長所を沢山持っていると、他人のいろいろな長所がよく見えます。
挨拶を自分から先に笑顔ですれば、何人かの人は必ず同じようにいい笑顔で挨拶を返してくれるはずです。
あの人の笑顔はいいなあ、この人の挨拶は自分より感じがいいようだと楽しむこともできます。
良い性格の人を見つけたら、それを盗んで自分のものにしようと思い、悪い性格を見たら、それは自分にもあるのかもしれないと反省していれば、自分が別人のように変身していくことでしょう。
絵を見て楽しむように、人それぞれの良さを楽しむことができたら、人間ほどおもしろいものはないのかもしれません。