「したたかでなければ生きていくことはできない。やさしくなければ生きる資格はない」という言葉があります。
人類は何万年の昔から生存競争をして生きてきました。
そして力のあるものが栄え、力のない者が滅びてきました。
しかし、おごれる者は滅び、また悪の栄え続けたためしがありませんでした。
悪とは自分さえよければよいと思う心です。
今日の社会を見ると、人を喜ばせる力のある人が真の勝利者となっています。
最後はやさしさの勝負で決まっています。
政治家も実業家もスポーツ選手も、芸能人も、各界の人が今、人に喜ばれようと毎日必死で働いています。
強さとやさしさを合わせ持っている人しか成功していないのではないでしょうか。
真の強さとは、己に対する強さです。
相手と戦うスポーツ選手も、負けることを弱いというのではなく、負けても立ち上がる力のない人が弱い選手です。
沢山負けて相手の技を盗む人が強くなります。
倒しあう強さではなく、実力を競い合う強さの中に本当の強さが生まれてくるのではないでしょうか。