汚れはどんな汚れでも早めに落とせばすぐに落ちますが、めんどうくさいのでつい後で落とそうとします。
後で落とすのは時間が何倍もかかります。
埃のように見えにくいものならなおのことすぐに落とそうとはしません。
そのうちもう落ちなくなったり変色したりして捨てたくなります。
人の心も良くない癖がついて汚れたり、見えない埃がつもり重なってしまうことが誰にでも必ずあります。
落ちなかったり変色してしまった時に、自分の心を捨てることができるでしょうか。
自分さえ良ければよいという欲の心や、人の欠点を見つけて人を見下す高慢の心は、埃のようにはじめは誰にも見えません。
しかし放っておくと、やがてそれは癖となって容易には直らなくなります。
人から嫌われて孤独になって、やがて自分の心に自分が悩まされるようになってしまいます。
心の掃除も毎日する方が一番よいのではないでしょうか。