テレビのCMで「野獣は普段は人の顔をしている」と言っていました。
野獣はある時急に欲望をむき出しにして襲いかかってきます。
こちらが弱い立場に立った時に、相手の本性は見えてくるものです。
真実に優しい人は、人の心の痛みがすぐ分かるからよく涙が出ます。
自分が優位に立って、あわれみの心から助けてあげたいというような気持ちではなく、
助けずにはいられない思いに駆られます。
犠牲を犠牲とも思わず、何としてでも助けさせて頂きたいと祈る気持ちになるのが人間ではないでしょうか。
親が病気や事故に遭った時、子供はじっとしていられない気持ちになるのと同じです。
自分のなすべき当たり前のことをしているというのが使命感です。
それは正義感であり、人間のぬくもり、すなわち思いやりです。
人間が一番力を発揮する時は、使命感を持って取りかかる時であるといいます。