「声なき声」
                        

政治家は、国民の声なき声に耳を傾けることが一番大事なことであるといわれています。 会社やお店も、お客様の声なき声に耳を傾けることが一番大事なことです。

返品が一つあると売り上げが一割下がるといわれています。 お客様の中には返品しようかどうしようかと迷っている人が沢山いても、殆どの人は文句を言わずに我慢をしているのではないでしょうか。

まさに氷山の一角というものです。

例えば、「おいしくないのでお金を返してください」と言う人は一万人の中に何人いるでしょうか。 よほどお客様の身になって考える優しい人でなければ、商売はできないのかもしれません。

上司から文句を言われても言い訳ばかりをする人であれば、その人はお店を倒し、会社を倒す人です。 他のどこで働いても必ずクビになることでしょう。

苦情を言われてから気付くのではなく、言われる前に気付かなければ間に合いません。 常に声なき声に耳を傾けて「これでいいでしょうか」「本当に満足をして頂いているでしょうか」 とお伺いをするような優しさがなければ、人間は生きていけなくなるものではないでしょうか。 やればよい、すればよいというのは機械と同然です。

やさしさこそが、人間の一番大事なことであるのかもしれません。