「親心」

世の中で一番信じられるものは親です。

自分のことを誰よりも心配してくれている人であるからです。

親心とは動物が持っている本能ですから、それは天が与えた大切なものであるのかもしれません。

教育の目的はひとりで生きる力を授けるものであるといいます。

親が子供に最初に教えるものはお乳の飲み方です。

その次に教えるものは笑顔です。

だから親の一番うれしいことは、大人になっても三度の食事ができて、いい笑顔をいつも見せてくれることです。

そして、自分の力で立派に生きていってくれることが親のなによりの願いであり、最高の喜びです。

親は自分が死んでも、子供のことを先の先まで心配せずにはいられません。

きょうだい仲良く、人とたすけあって強く正しく明るく生きていってほしいと思わない親はどこにもおりません。

子供が親のことをどんなに心配しても、親は子供のことを二倍心配しているものです。

親は子供の幸せを陰で一心に祈る思いで願っています。

だから、「親に不幸をすると今度の世は何に生まれ替わってくるか分らない」と言われます。