ある会社の朝礼で「あなたは思いやりや感謝という点で、犬や猫を10としたら自分はいくつだと思いますか?」と聞いたら、
多くの人は30とか50とかと答えましたが、一人だけ早稲田大学を卒業したばかりの女性が、
「自分は10以下かもしれません」と答えました。
犬や猫が家族の一員のように可愛がられるのは、喜び上手で喜ばせ上手であるからです。
喜び上手、それは感謝です。
喜ばせ上手、それは思いやりのようなものです。
だから、犬や猫が大事に可愛がられるのではないでしょうか。
犬は、朝人間と目と目を合わせて信頼の確認をするといいます。
ところが、それさえもできない人間もいます。
また、忠誠心や素直さで負ける人もいます。
喜び上手な点ではさらに及ばない人がいます。
愛されない人たちです。
人間は横着でプライドが高いから、誰でもすぐ何様になってしまい、人の好意を当たり前と思いやすいものです。
そんなことでは、親しみや心の絆は生まれてはきません。
また、信頼関係も薄れていくことでしょう。
犬や猫にはない人間らしさとは、謙虚さと笑顔です。
人間らしい幸せは、そこから生まれてくるものではないでしょうか。