「口数の多い人には親友はいない」という諺があります。
自分を主張しあうと争いになりますが、相手の主張をよく聞いてあげるという思いやりがあれば仲良くなります。
しかし、人間はみなわがままですから、自分の思いを言いたくなります。
そして、人間は人に教えたがりやが多いものです。
それは優越感が欲しいからではないでしょうか。
人の話を聞くということは簡単なようで大変難しいことです。
人を理解する能力と、人間としてのやさしさが必要であるからです。
育ちも違えば、過去の環境も違うから自分と違うことを言うのは当然です。
よほど上手に話してもらわなければ、なるほどとは聞けません。
自分もよく分かっていないことを分かっているかのように話されると嫌になってくるものです。
しかし、そこを忍耐強く相手の身になってよく聞いてあげることは一種の修行のようなものかもしれません。
自分の話をよく聞いてくれる人は大事な味方です。
大切な人に思えてくるものです。
聞き上手は感情の共有となるので円満の始まりです。
それは、何よりの幸せの始まりとなっていくものではないでしょうか。