幸せとは、今自分のまわりにどんな人がいるのかということにかかっているのではないでしょうか。
自分が困っている時には一緒に困り、悩んでいる時には一緒に悩んでくれ、
そして自分が嬉しい時には一緒に同じ気持ちで喜んでくれる人がいたらこんな幸せなことはありません。
その反対に、自分がどんなに困っても、冷たくされて「関係ない」と言って無視する人しかいなかったとしたら、
人生こんなに寂しいことはありません。
自分が死んだら心から泣いてくれる人が何人いるのか、それがその人の本当の財産なのかもしれません。
死ぬ時は何一つ持っていくことができないからです。
惜しまれて死んでいく人は、みんなの待っているところに生まれ替わってくるといいます。
人にやさしくしてきた分だけ、人からやさしくされ、人に尽くしてきた分だけ尽くされ、
そして人を尊敬してきた分だけ人から尊敬され、人を見下げた分だけ人から見下げられるのが運命というものなのかもしれません。
自分の心にやさしさのない人には人のやさしさはわかりません。
人の涙の意味のわかる人が心のやさしい人です。
たすけてあげるのではなく、たすけずにはいられないのが本当のやさしさではないでしょうか。