「情と薄情」
                                        

人間の体は60兆個の細胞から成り立っていますが、人間社会も家族という単位から成り立っています。 細胞が健康でなければ体も健康ではいられないように、家族が健全でなければ人間社会もよくはなりません。

家庭がもめている人がよく交通事故を起こしたり、会社でミスをしたりトラブルを起こしています。 円満な家庭が会社の発展をつくり国家の繁栄となります。

円満な家庭は情をかけあうことからはじまるものではないでしょうか。

思いやりやいたわりや涙で相手を大切にしあうことが仲良しの第一歩です。 そして許しあい合わせあうことで円満が続きます。

自分を主張しあったりわがままを通しあっていると対立は深まり、家族は分裂がはじまります。 価値観の違いはガン細胞のようにその元気さが逆に家族をむしばんでいくことがよくあります。 勝手な道理をつけて自分勝手をしていると一家はバラバラになり、そしてやがて共に倒れていきます。

不幸の始まりは薄情です。 薄情とは、勝手にせよという心です。

幸せのはじまりは愛情です。 愛とはお互いが必要としあうことではないでしょうか。