「鈍感力」
                                        

会社が倒産する人の共通点は、人に心から頭を下げることのできない人であるといいます。  つまり、高慢な性格であるということです。  高慢な人は使いにくいとよくいわれます。他人から見るとよくわかりますが、本人にはそれがわかりません。

高慢な人には友達もできません。  高慢な人は誰からも嫌われるので孤独な人生をたどります。そしてやがて貧乏になっていく人です。

   

また反対によく人に「お人好し」と言われる人が居ますが、そういう人は、見返りを求めず人に尽くしたり、  犠牲を犠牲と思わず尽くしたりしています。  しかしそういう損得の計算もしないで尽くす人には仲間が集まってきます。  あまり賢すぎる人のところには寄り付けません。

   

最近「鈍感力」という言葉がはやるようになりましたが、愛情も繊細さと鈍感力が必要であるといいます。

 

鈍感力がなければ、思いやりも感謝も生まれてはきません、そして人を尊敬することもできません。  自分を小さく。人を大きく見ることも鈍感力です。

 

「稔るほど頭を下げる稲穂かな」という言葉も、弘法大師はこの鈍感力を教えていたのではないでしょうか。