日本では昔、お嫁に行く時「つのかし」という白いものをかぶりました。
お嫁に行って角を出さないようにという覚悟の戒めです。
最近の夫婦は角の出しあいや、角の突きあいが多くなってきたので、離婚が増える一方です。
就職をしても、すぐ角を出す人がいますが、そういう人は会社に長くいることはできなくなります。
牛のような角を持っている人は、やがて牛小屋のようなところで暮らすことになることでしょう。
鬼のような角を持っている人は、やがて地獄のようなところで暮らすことになることでしょう。
天国のようなところで暮らしたいと思えば、自分の心の中の鬼をまず追い払わなければなりません。
自分の心の中に鬼がいなくなると、この世に鬼はどこにも居なかったことに気がつくかもしれません。
人を悪く思うと、人もまた自分を悪く思うようになって角の出しあいがそこから始まります。
人を悪く思う心が、鬼のような心の始まりとなるのではないでしょうか。