「良心の驚き」

 今、千秒に一人が飢えで苦しんで死んでいっています。

 そのことを思うと、自分は3度の食事ができて、何とありがたいと

喜ばなければならないのではないでしょうか。

 驚いて喜ぶことが生きている証です。

 もし、驚きを感じなくなったら、喜びも感じられません。

 小さなことでもまず驚いて、心から喜んで暮らすことを幸せというのではないでしょうか。

 驚かなくなったら、それは心の中のどこかが死んでいます。

 幸せも感じられません。驚けないということは一大事なおのです。

 いつも自分よりも気の毒な人のことを考えて可哀そうだと思う習慣

をつけていると、すぐ驚けるようになります。

 その驚きは自分の両親に問いかけてくるものですから、良心が目を

覚まします。

 良心のある人ほど可哀そうだと強く感じるものです。

 人を思いやる良心が、自分は何とありがたいと大きく喜べるのではないでしょうか。

 良心の驚きが、その人をより人間らしくしていくのかもしれません。

 生き生きと輝ける人です。