「人間の愚かさ」

 自分のために働いていると、自分さえよければよい、今さえよければよいという気持ちが生まれてきます。

 人のために働いている人は、人の喜びが自分の喜びとなり、人の満足が自分の満足となります。

 人の気持ちを自分の気持ちとしていると、すいぐおもいやりと笑顔が出ます。みんなから愛されます。

 自分中心の人は自己主張が強くなり、人の心が見えていません。向う側から自分が見えないので、心がゆがんでいきます。コミュニケーションができなくなり孤独になって、人生がつまらないものになってしまいます。それは話せばすぐわかります。

 いつも人のためを考えて人につくしていると、心が広くなり、人間のスケールが大きくなります。

 視野が広くなるから、世の中には沢山の喜びがあることに気づきます。

 大海の美しさや大空の広さがわかると、自分のために働く愚かさが恥しくなってきます。