「人の話に耳を傾ける」

 がんこなひとほど自分をがんことは思っていません。

 

 人の言うことを聞かないで、自分の好きなようにやる人のことをがんこといいます。

 入力のできないパソコンのようなものです。

 出力が立派にできると一見何も問題はないように見えますが、それは重大な欠陥品ということになります。

 まるでドロ船が沈むようにこの世から消えていきます。

 誰からも必要とされなくなるからです。

 コミュニケーション能力がない人とは協調できません。

 ソクラテスは「私は何も知らないことを知っている」と言った有名な言葉がありますが、

人間は知れば知るほど自分の無知を知るものです。

 また自分が正しいと思い込んでいることほど、まちがっていることが多いものです。

 いろいろな情報が入ってくるほど、自分の確かな知識が完成されていきます。

 立派な人は、人の話に耳を傾けるという共通点があります。

 それが人間の大きさであり、やさしさというものではないでしょうか。