「何をしてくれるかを問うな、何をなし得るかを問い給え」という、有名な言葉があります。

生まれて来る時に、自分のことを心配しながら、生まれてくる人はおりません。
100パーセント以上、お任せで生まれて来ているはずなのに、
毎日自分のことばかりを、心配している人が居ます。
感謝を知らない人かもしれません。

人間は二つのことを同時に考えることはできません。
「何をなし得るか」などと、あまり考えない人が、「何をしてくれるか」を、
よく問い給う人が多いのではないでしょうか。

どうしてほしい、こうしてほしい、という人は、どんどんと乞食に落ちていく人です。
どうもしてあげたい、こうもしてあげたい、と思う人は、王様のように運命がよくなってゆく人です。

心がどちらに向いているかで、その人の将来の運命が、わかるものかもしれません。
乞食のようになる運命の人と付き合っていると、
こちらもしらずしらずのうちに、乞食になってしまうのではないでしょうか。

人間環境ほど、恐ろしいものはありません。




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