「驚きは喜ぶ心と一緒にやってくる」

 一枚の絵には、作者の感動したことが描かれています。  一枚の写真にも、作者の感動したことが写されています。  見る人はその作品を見ながら、作者との心の会話をして、感動します。  何事も、自分が驚かなければ、人を驚かすことはできません。  この世の中には驚きが沢山あるのに、驚ける人と驚けない人とがあるのは何故でしょうか。  欲や高慢などの執着心があると、驚くべきことも驚かなくなってしまいます。  自分を意識しすぎることは、執着心というよりも、心の埃なのかもしれません。  自分中心の考え方をする人は、心が埃でいっぱいになります。 そして、驚くことを忘れてしまいます。やがて心が病んで、心が狂って来ます。  自分がおかしくなっていることにも、気付かなくなってしまいます。  運命も行き詰まって、身動きができなくなるものです。  そういう時は、人のためにつくしていると、自分のことを忘れてゆき、 客観的な部分もできて、自分が大きくなります。  そうして純粋な心になると、何事にも驚けるようになります。  驚きの心の後に、喜びの気持ちがわいてきます。  何事にも沢山驚ける心の人には、沢山の喜びの気持ちがわいてくるものではないでしょうか。  道は開けてくるはずです。 English Italiano Francais Chinese