「人のために涙する世の中に」

人間は、恵まれれば恵まれるほど、欲が深くなっていきます。 そして、仕事が順調にゆけばゆくほど、高慢になってゆきます。 今、地球上では、5秒に1人が、飢えで死んでいます。 そして日本では、今20人に1人が、アメリカでは10人に1人が仕事がなくて、苦しんでいます。 自殺者が、毎日1人死んで、今さらに増えています。20人に一人の命が消えているほどの勢いです。 目の前に、気の毒な人が沢山居るのに、涙する人が居なくなりました。 なぜ人間は、人のために泣く人が居なくなったのでしょうか。 自分が恵まれることや、自分の仕事が順調にいくことしか考えなくなったのかもしれません。 欲と高慢が強くなると、涙が出なくなります。 人が可哀相といって泣かなくなったということは、人間は欲と高慢が強くなったのでしょうか。 エコの前に、人間はもっと人のことを、親身になって考えるような世の中に、しなければならないのではないでしょうか。 English Italiano Francais Chinese