人間にだけ笑顔があります。
人間にだけ良心があります。
人間だけが親孝行をします。
この三つのどれが欠けても、普通の人とは言えなくなります。
今、差別化とか個性とかと言って、他の人と少し変わっていることがよい事のように言われていますが、「あの人は普通の人ではない」と言われるほど恥ずかしい事はありません。
この三つを確かに持っていると、安心があるし、誰からも尊敬されます。
もし、他の動物のように笑顔がなくて、良心がなくて、そして親を親と思わない人であったら、こんな気持の悪いことはありません。
これが最も人間らしさであり、普通の人であるのかもしれません。
この最も当たり前のことが、一つでも十分なものでないとしたら、それは重大な問題です。何か原因があるはずです。
どこかが違っているのですから、人並みの幸せにはなれないのではないでしょうか。
普通の中の普通とは、基本中の基本であり、それを離れたら、やがて人間でなくなっていくのかもしれません。
すべては基礎工事の上に成り立つものです。
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