南極を、初めに征服したアムンゼンは、言いました。
　｢完全な準備のあるところに、常に勝利がある｣、と。
　
　オリンピックで金メダルを獲る人達も、どんな試合も、勝者になる人達は、みな決して偶然ではなく、それなりの練習をし、万全の準備をして来た人達です。

 その人でなければ、分からない陰の苦労を、どんなにかして来たはずです。
　ただの苦労ではなく、誠の苦労が、天に届くほどのものが、何かあったのではないでしょうか。

　努力が大きければ大きいほど、その喜びは大きくなることでしょう。
　その喜びを、いつもイメージしなければ、なかなか努力は続きません。
　泣きながら努力をしている人か、喜び勇んで、さわやかな努力をしている人かは、顔に出ています。

　｢さあ来い！｣、とばかりに、陽気でさわやかな顔にならなければ、本物ではありません。
　「敵は、自分の心の中にある弱気である」、とよく言われますが、己れに打ち勝っている顔かどうかで、わかるものかもしれません。

　「少しでも甘えがあるかどうか」、を見ても、わかるのではないでしょうか。










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