「人が見つめているもの」

 言い訳の多い人は、自分を騙すところから始まります。  言い訳とは、自分を正当化するために言う言葉ですから、 言い訳をする人は、嘘も自然にうまくなります。  その嘘を、自分で作り上げて、信じ込もうとします。  相手をも信じさせようとするのですから、少し無理があります。 本当に自分に厳しい人は、人が誤解すると、まず、自分のどこを誤解されたのだろうか、と思うので、 言い訳どころか、自分の問題点を探そうとします。 自分に厳しい人は、下手な言い訳などはしません。 まず、お詫びからするのではないでしょうか。 御礼とお詫びばかりする人は、その方が長い目で見たら、信用されています。  人にどう映っているか、ということも大切ですが、 何事も、自分の心を、自分でどう操縦しているか、のほうが問題です。  目には見えないはずの心を、人は、じっと見つめるべきではないでしょうか。 English Italiano Francais Chinese