「本物の感謝」

感謝とは、喜びの心であり、無欲な心であり、謙虚な心です。 喜びの心とは、義理の挨拶言葉のものではなく、本当に嬉しい嬉しいと喜ぶ心です。 無欲とは、次を求めたり、もっと多くを望んだり、足ることを知らない心です。 謙虚な心とは、自分には過ぎた事といって喜ぶ心です。相手よりも低くなって、 尊敬する心がなくてはなりません。 さらに、恩返しをせずにはいられない心ではないでしょうか。 ありがたいと言って喜ぶだけなら、猫でも犬でも、どんな動物にもできることです。 喜びを自分のものにて終りにすれば、増長して、甘えが出て、 人間性が壊れてしまうだけです。 恩返しをしてはじめて人間らしさが生まれて来ます。 借りを返せばよいだろうと高くなるのではなく、どうすれば喜んで頂けるだろうかと、 相手を理解して、低くなって尽くすことです。 恩返しをする人は、頭はぼけないし、運が開けてくるという共通点があることは、 天が見ているとしか考えられないのではないでしょうか。   English Italiano Francais Chinese