家の中に、知らず知らず埃が積もり重なるように、
人間の心にも埃が知らず知らず積もり重なってゆきます。
それを反省する縁として、欲と高慢があります。
欲と高慢が積もり重なると、人に喜んで頂こうという気持ちが消えていくだけでなく、
人につくされても何とも感じなくなってしまいます。

感謝の気持ちが消えると喜びが自分中心になっていきます。
感謝は相手にお礼をいう心ですが、自分中心になると相手の気持ちを忘れてしまいます。

感謝は相手の気持ちを大切に考えることです。
自分中心ほど醜いものはありません。
喜ぶのも喜んで頂くのも、相手の気持ちを大切に考えることが
大切なことではないでしょうか。

欲と高慢の誇りが積もり重なるとそれさえもわからないようになって来ます。




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